アランセーターとアラン模様。
アラン模様とも呼ばれるアランセーターの編み模様だが、これと言って特定のものがあるわけではない。フィッシャーマンセーターとも呼ばれる、厳寒の海上での作業に耐えうる漁師のセーターらしく、網やロープを連想させるケーブル模様が特徴と言えば言えるが、それも複数の編み模様の主たる一つに過ぎない。
何しろアランセーター誕生の地アラン島では、家紋のように各家庭で編み模様が異なっており、不幸にして海難事故で遭難死した身元不明の死体のセーターで身元が判明できたとも言われるほど。セーターの模様の種類は多く、その組み合わせで出来上がるアラン模様は無数にある。
ケーブルが特徴的で目立つため「ケーブルニット」と総称されていたこともあるが、今は死後に近い。ポップコーンを並べたような編み模様も定番だが、その呼称はずばりポップコーン。まさか、アラン島にポップコーンがあったとは思えないので、アランセーターがアメリカントラディショナルのアイテムとしての地位を得た頃、アメリカでネーミングされたものであろう。
ちなみに、アランセーター(フィッシャーマンセーター)はクルーネックが基本。Vネックのケーブルニットと言えば、チルデンセーター(クリケットセーター)。防寒という機能からクルーネック。スポーツウェアとしての機能からVネック。チルデンセーターのネックで使われるカラーは、元々スクールカラーだったと言われる。
60sFACTORYプロデューサーKakky(柿本)
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