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2008年12月

パターンオーダー、一歩先へ!?

CVSの総売り上げが、遂に百貨店の総売り上げを抜いた。TASPO効果があったとはいえ、厳しい在庫管理と積極的な商品開発を繰り返してきたCVSと、販売店としての機能を自ら徐々に放棄してきた百貨店では、成長性において大きな差があることは明白。むしろ百貨店は、30年以上も前から言われ続けてきた“百貨店の危機”を、よく凌いできたと言えるだろう。

ただ、百貨店の凌ぎは、納入メーカーの負担増と消費者への価格転嫁によって行われてきたものであり、体質を変える努力や新しいビジネス・モデル開発によるものではなかった。

(*百貨店、GMSに関しては、60sFACTORYプロデューサー日記で、断続的に連載中)

その結果、かつて百貨店での売り上げに期待し依存することで成立してきたファッション・ビジネスのビジネス・モデルも崩壊してきている。

それは決して不況がもたらしたものではなく、不況が引き金となって、構造的に抱えていた問題が一気に顕在化したに過ぎない。とっくに、無理は始まっていたのである。

これからは、SPAが、ファッション・ビジネスの本流になる。

消費者に過分な負担を強いず、生産者にも多大な負荷を要求しない、健全な姿になるだろう。いや、そうなって欲しい、といった方が正しいかもしれない。

他の業界や行政もそうであるように、戦後作られ運営されてきた仕組みが崩壊の危機を迎え、大転換を余儀なくされてきているのである。

一つのシステムやビジネス・モデルがそのまま通用するのは20年。長くても30年。その視点に立てば、むしろ、継ぎ接ぎをしながらとはいえ、よくもったと言うべきだろう。

大仰な話になったが、というわけで、パターンオーダーも、先を見据えた新たな方法を試行していかなくては、と痛切に思っている昨今である。

準備はできているのだが、新たなステージを目指すべく、少し調整を始めている。

より消費者メリットのあるオーダーシステムへ。

一歩でも歩を進めたい。それができないのであれば、始める意味はない。

と、思っているところである。

始めたいなあ~。

60sFACTORYプロデューサーKakky(柿本)

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ジャケットのパターンオーダー、開始直前!

ジャケットという言葉は、本来「外衣」とでもいう意味。ブレザーは、クラブや組織に属していることを示すジャケット。言わば、仲間で集う時の制服である。だから、クラブ章であるエンブレムを付けているものをブレザーと限定することもある。

60sFACTORYで、パターンオーダーの準備をしている過程で、エンブレムもオプションとして企画していたので、ブレザーと称していたが、エンブレムの生産は断念したので、ジャケットということになった。

*エンブレムは、オリジナル・デザインでしっかりしたものを、少量作るとなると職人さんに頼まざるを得ない。で、極めて高額のものにならざるを得ない。しかも、職人さん自体が激減。見つけるのも難しい状況なのだ。‥‥嗚呼‥‥

パターンオーダーは、基本のパターンを決めておき、多少のサイズ変更(袖丈&着丈)とオプションの要望を実現することで、お客様にカスタム・メイドに近い商品をお届けしようというもの。国内の工場で生産することで、高品質&リーズナブルプライス&短期納品を目指している。

袖丈や着丈が既製品では合わない、という人は意外と多い。しかし、袖丈、着丈だけを調整するのでは、ボタンやポケットの位置のバランスが崩れる。場合によっては、全体の型崩れにつながることさえある。

パターンオーダーでは、基本のパターンをお客様用のパターンに微調整してから、生地の裁断、縫製と作業していくので、そのようなことが起きない。

ただ、サイズに関しては、お客様からの指定が前提となるので、そこを間違いのないようにしていくにはどうしたらいいか、そこの工夫を重ねている。

Jacket_4 

袖丈と着丈は、こんな感じが標準。シャツが袖口から1cm程度見える袖丈。手を丸めたところに、裾先がちょうど収まるくらいの着丈。が、いいとされている。

もちろん、好みはあっていいのだが‥‥。

その他の採寸は、できるだけ必要のないようにしたいと思っている。

60sFACTORYプロデューサーKakky(柿本)

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