半袖ボタンダウンシャツ、生産へ!?
VAN入社当時、先輩諸氏に「ボタンダウンシャツは、無地の長袖が基本。半袖は要らない。暑ければ、袖をめくればいい」と言われた。ファッションの知識に乏しかった僕は、その言葉を素直に受け入れ、入社1年目の夏を“長袖が基本”と、長袖ボタンダウンシャツで頑張り通した。
その秋、翌年春夏の展示会の準備が進むVAN99ホールを覗いて驚いた。多種多様な半袖ボタンダウンシャツが展示されているではないか。トルソーに着せられたシンプルな白のプルオーバー半袖ボタンダウンシャツは、むしろ新鮮にさえ見えた。
翌年夏、僕はもう宗旨替えをしていた。数枚の半袖ボタンダウンシャツを購入し、ジャケットを着る時にも、着用していた。前年に比べると、少し楽な夏になった。
シャツの着こなしの基本は、襟元にある。正統派のボタンダウンシャツの、計算されたロールは、ネクタイを締めていても外しても、襟元を柔らかくそれでいてキリリと見せてくれる。アイロンで押さえてしまうのはもったいない。
ボタンダウンシャツは、ロールが命。なのである。
襟元がしっかりと作られていれば、半袖シャツが表現しにくい“きちんと感”も持たせることができる。半袖ボタンダウンシャツの長所である。
というわけで、ベーシックな半袖ボタンダウンシャツを、この夏のアイテムに加えよう、ということになった。素材は、アメリカン・オックス。長袖と同じ素材。カラーもベーシックな3色でいこう、と、今のところ決めている次第である。
60sFACTORYプロデューサーKakky(柿本)
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