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2009年6月

ヒッコリーが見つからない!

国産素材の状況が好転することは、もうないのだろうか?

生地屋さんが持っている在庫のバリエーションが次第に乏しくなっている気がしてならない。素材イメージが固まっている場合は、見つけることが不可能に近い。

60sFACTORYのボタンダウンシャツのヒッコリーが在庫切れしてしまい、しばらくになる。何人かの方に「ヒッコリーができたら、連絡してね」とメールをいただいているが、何しろ素材が見つからない。‥‥申し訳ありません‥‥

ラフすぎてもダメ。パンツじゃないんだから。ファインすぎてもダメ。ヨーロピアンではないんだから。ソフトすぎてもダメ。レディスじゃないんだから。‥と、見本をチェックしていると、なかなかない。しかし、かと言って妥協はしたくない。

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この初代ヒッコリーは、4年前にやっと見つけた素材。多少は妥協したが、仕上がってみるとなかなかよかった。

上がってきたサンプルを「これは、僕のです!」と奪い取り、以来愛用しているが、今だに、ややラフでしっかりとした風合いは変わらない。同じ素材は諦めつつあるが、初代に勝るとも劣らない味わいのものを探し続けたい。

お~~~い。どこにいるんだ~~~。

60sFACTORYプロデューサー日記で、今なにかと話題のコンビニエンスストアについて連載を開始しました。

60sFACTORYプロデューサーKakky(柿本)

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“ボタンダウンシャツが基本”からの軌跡

穂積和夫さんが、ブログで政府要人のクールビズ・スタイルをこき下ろしている。同感だ。穂積さんとお会いすると、よくその話になる。

オバマ大統領が、いつもスーツにボタンダウンシャツ&ネクタイで記者会見に臨んでいる姿を見るにつけ、彼我の洋服文化の歴史と成熟度の違いを痛感させられる。VAN倒産の数年後、石津謙介さんは、流行について話していた時、こんなことをおっしゃっていた。

「アイビーは本来、若い人の間で流行になるようなスタイルじゃないんだよな。ただ、若い人たちが歓迎してくれて、これでアイビー・リーグの精神や洋服の基本が少しは定着するだろうなあ、と思ったけどね。過去を陳腐化するのが流行だけど、なんでも陳腐化するのはよくないねえ」。

60sFACTORYの企画は、きちんとしたボタンダウンシャツを作る、というところから始めた。

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穂積さんにボタンダウンシャツのイラストを描いていただいた。谷さんに、こだわりのディテールに関してアドバイスをいただいた。ディテールの積み重ねから全体は出来上がっていかないが、全体はディテールから容易に崩れてしまうからだ。

腕の確かな工場にお願いしたいと思った。魅力的な写真、優れたグラフィックデザインのポスターなどが、腕のよくない印刷を経たためにゴミになってしまうことはよくあることだからだ。

くろすさんの「ボタンダウンシャツらしい素材と言えばオックスだよ。ブロードは、レギュラーカラーが似合う素材じゃないか」というご意見に、なるほど!と得心し、素材はオックスだけにした。

すると、谷さんが「アメリカン・オックスってVANが勝手に名付けたオリジナル素材があるよ。うん。あるはずだ」とおっしゃったので、探した。

工場は、最初は思い通りには行かなかったが、翌年、ウィンスロップさんに引き受けていただけることになった。うれしかった。

出来上がってきたボタンダウンシャツの姿に、頬がゆるんだ。当たり前のようなシンプルなものをきちんと作ることに、なぜこんなに苦労したのだろう、と思った。

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こうして最初の壁を越え、次へ、次へと、徐々に進んでいる60sFACTORY。マドラスのサマージャケットに腕を通した時は、小躍りしてしまったのでした。

60sFACTORYプロデューサーKakky(柿本)

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マドラスチェック・ジャケットの着こなし

60sFACTORYのサマージャケットを企画する際、シアサッカーとマドラスチェックを中心においた。“夏らしさ”に主眼を置いたからだ。

想定したコーディネーションは、次のようなものだった。

ジャケットがマドラスチェックの場合、ボトムスはシアサッカーのバーミューダ。ジャケットがシアサッカーの場合、ボトムスはマドラスチェックのバーミューダ。もちろんいずれも、無地のコットンパンツでもOK。白やネイビーだと爽やかなコーディネーションとなる。

ただ、マドラスチェックの種類の多さに若干戸惑った。結果、オーソドックスなものとやや派手な明るい配色のものに絞った。

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友人のKenちゃんが気に入ってくれて、早速お買い上げ。届いた写真を見て、「これもあり、だなあ」とうれしくなった。

マドラス&マドラスのコーディネーション。濃淡でメリハリがつき、きちんと収まっている。インナーが白のTシャツというのも、マドラスチェックの多配色を締める効果を生んでいる。

パターンオーダーも始め、現在はシアサッカーのみのサマージャケットだが、コードレーンとピケの2素材を加えることを決定。素材の手配をしている。この夏にはやや遅いかもしれないが‥‥。

60sFACTORYプロデューサーKakky(柿本)

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